毎年11月頃から翌年の4月半ばくらいまで紅茶を楽しむ事にしています。朝の冷え込みが厳しくなってくると今年も紅茶のシーズンだな、と感じる生活をもう20年近く続けています。冬の朝に飲む紅茶は特に美味しいです。
紅茶に興味を持ったきっかけは何かのTV番組でやってた「ジャンピング」を目にした事。それまで紅茶といえばティーパックというイメージしかなくあまり興味もありませんでした。でも茶葉がなんだか楽しそうにゆらゆらしてるのを見た時に自分もやってみたい!と思いました。思ってしまったらすぐ行動するのがコレクター(?)のいいところ。
すぐさまティーポットと茶葉を買いに行きました。家に戻ってすぐに紅茶を淹れてみるのですが全然上手くいかないんですね。ジャンピングしない。なんで?上手くいかないのか??そこから研究の日々です。いくつか紅茶関連の本を買ってきて研究開始です。
参考書を読んで勉強開始だッ!
紅茶の参考書
研究してたどり着いた重要なポイント
- 水を勢いよくやかんに汲む
- ティーポットを温めておく
- 高い位置から勢いよくお湯を注ぎ込む
- 6分間しっかり蒸らす
いろいろ試してみましたが要約するとこうなりました。
- 水にたっぷりと空気を含ませまるのが目的です。
- ティーポットが冷たいとお湯を入れた時に温度が下がってしまうので前もって温めておく事が大事です。
- お湯を高い位置から落とすことでより対流運動が起こりやすくなります。
- 茶葉によって蒸らし時間は違いますが私の場合は6分がベストです。
シーズン中はほとんど毎朝紅茶を淹れているので上手くジャンピングするようになりました。
浮かんでいた茶葉がスーと沈んだり、またふわーっと浮いてきたり、くるくる回っている茶葉を眺めているのは楽しいひと時。
私にとって紅茶を淹れるのは占いと一緒
毎回同じ方法手順で淹れるのですがその日の気温や湿度、その時の自分の体調、などで出来具合が違う事があるのが面白いです。
上手く紅茶がジャンピングするとその日は朝からウキウキで1日が上手く回るような気がします。逆に失敗して全然ジャンピングしない日もあったりしますがそんな日はなんとなく仕事も上手くいかない事があるので仕事の時にミスしないよう注意するようにしています。(もちろん根拠はありませんけど経験上というやつです)そんな感じで私にとって紅茶を淹れるのは朝の占い的なものです。
そういったちょっと副産物的なこともあって紅茶を淹れるのは実に楽しいです。
紅茶は淹れてからティーポットを洗うまでがワンセット
紅茶は淹れてからティーポットを洗うまでがワンセット、というマイルールを作っています。通勤する時に車で紅茶を飲むために淹れたらすぐに水筒に入れるので空いたティーポットは直ぐに洗うようにしています。最初は面倒でしたが習慣にしてしまったので逆にそうしないと気分的に落ち着かないです。
愛用の紅茶道具達。
陶器の素敵なティーポットも持っていますが普段使いにはiwakiの丸型ティーポットが一番使いやすいです。お気に入りのポットはうっかり落として割れたりすると相当なショックでしばらく立ち直れなくなります。iwakiのポットはホームセンターでも手に入りますし値段もそれほど高額ではありませんので実にコストパフォーマンスに優れています。
紅茶を淹れるちょっとした手間がとても豊かな時間になっています。
おわり