2023年は11月に入っても気温が25°Cを超える日があったりしてなかなか夏が終わりませんでした。11月中旬でようやく通常の季節感になってきましたが、ずっと暑い日が続いていたせいか身体が寒さに慣れるまでしばらくかかりそうです。
しかし天気が良い日が多かったので太陽光の発電量は安定していました。そして暑いとはいえエアコンをつけっぱなしにするほどではなかったため電力の自家消費も抑えることができ売電金額も思った以上になっていて嬉しかったです。
電気料金プランの変更と運転モードの設定変更
2023年8月に電気料金の需給契約を「でガ割りでんき1」から「でガ割り007」に変更をしました。

昼間は太陽光発電のおかげで電気をあまり使わないで済むようになり「でガ割りでんき1」定額料金の基準値である200kWhを下回ることがあったからです。200kWhも使っていないのに定額分を支払うのはもったいないですから。
「でガ割り007」の定額料金の基準値は120kWh。まあ太陽光発電があるとはいえ流石に120kWh以内で済むことはないですが、かなり電気を使ったとしても200kWh前後なのでどう考えても「でガ割り007」の方が効率が良いはず。
8月、9月、10月、と電気料金の明細を確認している時に…
「うーん、なんか予想よりも安くなってない気がする」と思いました。
(。-`ω´-)?
なにか見落としてるのでは??
夜間の電気料金高くない??
昼間と夜間はそれぞれ別で従量料金が計算される
需給契約の変更により昼間と夜間の電気料金がそれぞれ別の計算になりました。
「でガ割り007」の計算方法
① 朝7:00〜夜0:00までが昼間の電気料金
② 夜0:00〜翌朝7:00までが夜間の電気料金
①は120kWhまでは定額料金。120kWhをこえ250kWhまで1kWhにつき36.55円。それ以上でまた料金が上がっていきます。
②夜間の従量料金は1kWhにつき36.40円。
①と②の合計がその月の電気料金になります。
昼間の電気使用量が120kWhを超えても超えなくてもキッチリ定額料金はかかっています。まあ定額なので当たり前です。しかし各月120kWhまで使っていないんですよね。そして夜間料金が思っていたより多い。
ウチの家族はみんなけっこう夜更かしタイプなので夜間にずいぶん電気を使っているのは理解しているんですが、この夜間料金をなんとかしたいです。
(。-`ω´-)…
蓄電池を有効利用して夜間料金を抑えたい
せっかく蓄電池があるのに夜間料金が発生する夜0:00までには使い切ってしまう問題。
朝から天候がめちゃくちゃ悪くて1日中ずっと大荒れ、という状況でもない限りいつもお昼過ぎくらいまでに蓄電池は100%充電できています。
しかし日没後17時頃から放電を開始して大体21時頃には空っぽにってしまいます。17時から21時は昼間の定額料金の範囲内なのでこの時間に蓄電池から電力を供給するのはとても無駄なような気がします。もしかしたら120kWhを超えている状況なら無駄ではないのかもしれませんが現状では120kWhを超えることはないです。
ということは、ここが改善のポイントかも!!
( ・᷅ὢ・᷄ )ムム
運転モードを変更してみる
電気料金プランを変更する前、太陽光発電の運転は「環境モード」という設定にしていました。
環境モードでは昼間の日照が少ない時や夕方など蓄電池の電力を使用することで電力会社からの買電量を抑えます。電力が自動的に使われるため面倒な設定はありませんが、日没後はどんどん蓄電池から放電してしまうので夜中まで電力を温存しておくことができません。
夜間料金に切り替わる午前0:00までは蓄電池を使いたくないなと思っていてもどうすることもできませんでした。
どうしたものかと考えていた時に…閃きました!
あ!Σ( ̄ロ ̄ )
そういえば「経済モード」というのもあるよな?
これなら蓄電池の放電時間とか変えられないかな??
なんとかなりそうな予感!!
取扱説明書を読んでみた
工事が終わってから数ヶ月経ってようやく目を通す取扱説明書。
やっぱり「経済モード」なら充電する時刻と放電する時刻をそれぞれ設定できるようです。
経済モードという名称から勝手に売電がメインのモードなのかな?と思っていました。しかし取扱説明書を読んでみるとどうもそうではないようです。
電気料金の単価が安い夜間に充電して、昼間・夜間に放電することで「ピーク電力の抑制」および「買電料金の抑制」につながります
と書いてあります。
私が着目したのは「昼間・夜間に放電する」という部分。これは昼間でも夜間でも好きな時間に放電ができるってことかなと思います。
モデルケースになっていたのは夜間料金が安い場合ということでしたが、ウチの場合は朝7:00から午前0:00までが定額料金の範囲内。この時に蓄電池に100%まで充電しておき午前0:00から夜間料金になった時に蓄電池から放電すれば無駄が少ないような気がします。
夜の方が活発な家庭だってあるもんね?
これ正解なんじゃないの?
( ̄ー ̄)フフフ
設定完了
とりあえずこの時間で充電と放電を設定してみました。
- 充電時間は朝8:50〜夜23:40まで
- 放電時間は夜23:50〜朝8:40まで
充電時間の決定理由
- 真冬でも遅くとも朝8:50には太陽が出ているはず
- 悪天候で日光がない場合は定額時間内に充電が完了するように
- 念のため夜間料金に切り替わる少し前から放電開始する
- 蓄電池に電力が残っていた場合は朝のピーク時に充てる
設定後すぐの充電状況
朝からどんよりとした曇り空でしたが着々と充電されています。
夕方17:15には100%に達していました。
この記事を書いていた時刻は20:30過ぎ。ちょっと休憩のため席を離れたのでついでにモニターを確認してきました。
20:33時点でも蓄電池は100%から減っていませんでした。前日まで設定していた「環境モード」の場合はこの時間だともうゼロに近くなっているはず。
23:50から放電が始まりました。蓄電池の残量分で夜間電力を賄っていきます。
およそ1時間で77%まで減っています。このペースだと朝まで残らないかも。
もう深夜1時近いですが家族全員まだ起きていてそれぞれが活動中です。早朝の仕事や夜勤などもあり生活スタイルがバラバラなので夜間電力の消費が多いのは仕方ないのかな。
私は午前2時前に就寝。
朝7時過ぎに起きたので蓄電池を確認してみたところ残量は34%でした。
イイ感じに夜間電力の消費量が抑えられそうです。
(( \( ̄― ̄ )/ ))
結果は2024年1月に判明します
2023年11月14日に設定を変更したので11月分の電気料金から経済モードの運用になります。
ニチガスアプリで11月分請求額の確認ができるのが2024年1月10日の予定。
昼間と夜間の電力使用量がどう変化しているのか楽しみです。
( *´艸`)
次回準備中
電気料金見直し計画(その5)準備中